イラン・盲目の少女 光を探して
撮影:ゾレ ・サベリ(Mehr News Agency)

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イランのマーザランダラン州バーボール市ヘイジレ村に住む、生まれつき盲目の少女(13)ラヘレ。彼女が学校から自宅に向かって歩いている。毎日、この長い道のりを一人で通う。

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自宅の周りの植物に触れるラヘレ。指先に神経を集中して、その感触を楽しむ。彼女は一日のうち何時間も、一人で植物や花々の間を行き来して過ごす。植物を育てることに非常に興味を持っている。

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ラヘレが長い坂道をのぼって、学校から帰ってくる。ラヘレの住む村には舗装道路や公共の交通機関がないため、住民の生活環境は厳しい。ラヘレは毎日1キロ以上の距離を一人で歩かなければならない。

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ラヘレが自宅の部屋で、点字の本を広げて宿題をしている。彼女は暗闇が怖いため、いつも窓の前に座り、差し込む陽射しなかに座る。

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自宅のブランコに乗って遊ぶラヘレ。彼女はブランコが好きだ。ブランコに乗ると太陽の光が近づいたり遠のいたりするように感じる。彼女が一日のうちに見えるのは、白っぽい太陽の光だけである。

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自宅の庭で植物に触れるラヘレ。午後になって陽射しの明るさが薄れていくと、彼女にとって木々やまわりのものは宙に浮く影のように見える。

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宿題を終えて、自分の部屋に座っているラヘレ。陽が落ちるころになると、不安にかられる。家族はそれぞれ家の外で日々の仕事をしている。家のなかにいるのは彼女ひとりだ。

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家の近所の森を散歩するラヘレ。顔に木の葉を当てて、感触を味わう。その手触り、香り、カサコソと鳴る音。すべてに感覚を研ぎ澄ます。

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兄弟たちが家のまわりで木にぶら下がって遊んでいる。彼らの声や枝のきしむ音に耳を傾けるラヘレ。一緒に遊ぶことができないのが悲しい。

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懐中電灯の光を眼に当てるラヘレ。夜になると暗闇が怖いので、何度も至近距離から懐中電灯で目を照らしてみる。

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朝、太陽の光がだんだん強くなっていくころ、窓の前に立つラヘレ。顔に当たる陽の光の温かさが、心地よい。彼女のもっとも好きな時間だ。

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早めに仕事を終えた両親と、自宅の庭にいるラヘル。父親が彼女の両手をとって遊んでくれる。

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夜は太陽の光がないので不安で仕方がないラヘル。彼女の眼が識別できるのは、明るい光だけだ。