ベネズエラの刑務所
撮影:セバスチャン・リステ(NOOR Images)

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ベネズエラのヴィスタ・エルモーザ刑務所。貯水タンクの上にはこの刑務所で権限を握る「ガラクティコス」のサインがある。ガラスティコス とは受刑者による武装した警備隊で、刑務所を事実上、管理・運営している。左側の壁面には刑務所のリーダー、ウィルメール・ブリスエラが描かれている。彼は通称ウィルミートと呼ばれる。

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ガラスティコのメンバー。銃で武装し、この刑務所の見回りを定期的に行っている。

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ミーティングを行うウィルミート。彼らは武装しているので、国家警備隊でさえ刑務所には入ってこようとしない。ベネズエラの刑務所の多くは、受刑者が権限を持つ。

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受刑者は週2回、家族との面会が許されている。面会に来た家族から上納金を集めるガラスティコ。上納金は税金のようなもので、刑務所内の警備や、生活費通需品に使われる。

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2人の息子と肉を焼き、他の受刑者や家族に販売する受刑者。受刑者は所内で、自由にビジネスを行うことができる。

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体育館で夜間に運動する受刑者たち。他にダンス用の広場や、パーティー用の社交ダンス用のホールがあり、訪問中の女性や子どもたちも自由に歩き回っている。

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週末女の子と遊ぶ受刑者。裏ではガラスティコスが監視をしている。買収された役人のおかげで、ウィルミートは仲間とアルコールや麻薬をともなうパーティーを開催することもある。

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15才の誕生日を祝うウィルミートの娘。ベネズエラでは女の子が15才になると盛大な祝賀パーティーをするのが一般的だ

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モデルになりたいという、ゲイのマリッサ。刑務所にゲイが入所すると、レイプされて殺害されることも珍しくないが、ここでは洗濯や調理などを任されている。

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「ゲリラ」と呼ばれる部屋で眠る受刑者たち。ここは麻薬使用者や規則を破った者たちが監禁される場所だ。武装した警備隊に監視されている。

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祝賀行事で刑務所を訪れた受刑者の家族。

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週末に、産まれたばかりの息子との時間を楽しむ受刑者。

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コカインの一種のクッラクを吸引する受刑者たち。クラックは即効性があり、強烈で、安価である。しかし中毒性があり人格を破壊するので吸引しているのが見つかると、ゲリラという部屋に監禁される。

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この刑務所では受刑者に信仰の自由が認められている。

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新入りの受刑者たち。ウィルミートが所内の過密状況を理由に、受け入れを拒否したことに、脚を傷つけて血を流しながら抗議している。