インド ボパール30年に及ぶ悲劇
撮影:アレックス・マ-ジ(Corbis Images))

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1984年、30年前に起きたインドのボパール化学工場事故の影響で死亡した、乳幼児。市内のメディカル・カレッジに展示されている。当時、ユニオンカーバイド社の有毒ガスにさらされた妊婦の約半分が、死産した。写真はすべてインド中部のボパールにて。

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小頭症とミオクローヌス癲癇を患う障害児の少女ラキ(7歳)。自分の足首のヒモをほどこうとしている。このヒモは、家の外にラキが出ていかないように母のジョティ・ヤーダブ(34歳)が結んだもの。

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痙攣性小頭症と脳性小児麻痺、栄養失調にかかっている息子アーディテ(10歳)を抱くラクシュミ(30歳)。アーディテの父親は1年半前に32歳の若さで肺不全のために亡くなった。

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旧ユニオンカーバイド社(現ダウ・ケミカル社)の工業施設跡地近くの自宅の前で、お腹を見せたまま立っているネーハー(7歳)。重度の神経障害により生まれつき目が見えず、十分なケアを受けられないため皮膚感染症と栄養失調にかかっている。母親は3年前に亡くなった。

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旧ユニオンカーバイド社(現ダウ・ケミカル社)の工業施設跡地に隣接する水質汚染地域のカシ・キャンプで、女性が壊れた水道管から水をくんでいる。後方を少女が素足で歩いまわる。

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こぶしを突き上げ、「ガス事故生存者」たちとともに旧ユニオンカーバイド社(現ダウ・ケミカル社)の工業施設跡地の脇をデモ行進するラシュダ・ビー(57歳・写真中央)。『ボパール・メディカル・アピール』が出資する医療施設のひとつ『チンガリ・トラスト』の創設者でもある。

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痙攣性小頭症、脳性小児麻痺、栄養失調にかかっているアーディテ少年(10歳)が、自宅で身動きひとつせずベッドに横たわっている。父親は1年半前に32歳の若さで肺不全のために亡くなった。

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朝早く、線路に面した自宅前で焚火をして暖をとる幼いきょうだい。旧ユニオンカーバイド社(現ダウ・ケミカル社)の工業施設跡地に隣接する水質汚染地域のニュー・アフィル・ナガールにて。

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小頭症とミオクローヌス癲癇を患う少女ラキ(7歳)。母親に足首をヒモで結ばれ、外に出られないために、いつも自宅の窓から外を眺めている。

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両手を挙げてジャンプしながらオモチャで遊ぶ少女。旧ユニオンカーバイド社(現ダウ・ケミカル社)の工業施設跡地に隣接する水質汚染地域のニュー・アリフ・ナガールにて。

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家の屋上で日向ぼっこをしたり、町を眺めたりしている女性たち。写真の右手遠方に、1984に「ガス事故」を起こした現場である旧ユニオンカーバイド社(現ダウ・ケミカル社)の工業施設地が見える。

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痙攣性小頭症、脳性麻痺、栄養失調を患うアーディテ少年(10歳)が、自宅のベッドで身動きできない体を横たえたままテレビのアニメを見ている。

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汚染で使用禁止となった手押しポンプで遊ぶ二人の少女。ユニオンカーバイド社(現ダウ・ケミカル社)の工業施設跡に隣接する水質汚染地域のアリフ・ナガールにて。

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高熱に苦しんで泣いている重度脳性麻痺の少女フィルダウス・ハニーフ(16歳)。床に座り込んであやす母親アズマ(35歳)も事故の被害者である。

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朝もやのたちのぼる早朝、旧ユニオンカーバイド社(現ダウ・ケミカル社)の工業施設跡地に隣接するニュー・アリフ・ナガールの線路脇に、一人の女性がじっとたたずんでいる。